会長挨拶
会長 小山 理恵
岩手医科大学医学部産婦人科学講座 特任教授
この度、2024年5月18日(土)・5月19日(日)に、盛岡市のアイーナ(いわて県民情報交流センター)にて開催する第155回東北連合産科婦人科学会総会・学術講演会運の会長を務めます岩手医科大学産婦人科特任教授の小山理恵と申します。
1990年から岩手の地で、産婦人科学の道を歩み始め、2009年から周産期学、2018年から女性医学と様々な分野で研鑽を積んで参りました。これらの経験が次世代の医師の支えになればと思い、共に笑い・考え臨床の道を歩んでいます。今、私の目に映る若い世代は、臨床・研究へ躍進し輝いています。若い世代が、産婦人科の道を歩んで行くために何が必要か、そして何をすべきかとの思いで第155回のテーマを「東北から発信するダイバーシティ」といたしました。
本学会は、未来を担う医学生、専攻医や次世代の医師がいかに東北の産婦人科医療にかかわっていくかを主眼に、ジェンダーを問わず成果を発表し、そして、先輩医師から貴重な医学知識を賜り心に刻むことができる場にしたいと思っています。更に、東北6県を問わず、国内から世界に発信している先生方・これから世界へ挑んでいく先生方からの発表を伺えるような魅力あるプログラムを企画しております。
会員の皆様の多数のご参加をお待ちしております。宜しくお願い致します。
学術委員長 馬場 長
岩手医科大学医学部産婦人科学講座 主任教授
この度、東北連合産科婦人科学会総会・学術講演会を岩手県が担当し、2024年5月18日(土)・5月19日(日)に、盛岡市のアイーナ(いわて県民情報交流センター)にて開催する運びとなり、小山 理恵学会長の下、プログラムの学術委員長を拝命した岩手医科大学産婦人科教授の馬場 長と申します。
小山学会長のライフワークの一つに女性医師の躍進があります。その成果もあり、近年、産婦人科に多くの女性医師が生まれ、男女共同参画が実現するようになりました。産婦人科は多くの分野を多様な個人と職種が支える診療科です。男女だけではなく、さまざまな背景をもつ医療者が主体的にかかわり、活躍しなければ診療科の発展は望めません。
そこで、第155回のテーマは「東北から発信するダイバーシティ」としました。東北連合では未来を担う専攻医や医学生がいかに東北の産婦人科医療にかかわっていくかを主眼に、これまでも若者が発表する場が数多く設けられてきました。その積み重ねが実を結び、今では若手から中堅までさまざまなライフステージで男性女性を問わず、多くの東北出身の産婦人科医が活躍し、注目が集まっています。本学会では多様な産婦人科医療の未来像を紐解くべく、臨床・教育・研究に広くテーマを設定してプログラムを構成します。エキスパートによる特別講演から診療ダイバーシティの実像を明らかにするシンポジウム、明日からの診療のヒントを与えるランチョンセミナー等の各種セミナー、東北6県それぞれの現場で得た知見を東北発のエビデンスに結び付ける一般演題口演セッションなど、現在、主催する岩手医科大学産婦人科にて多数の企画を練っているところです。
各方面からの多数のご参加を心からお待ちしております。